Go by Example: Timeouts

タイムアウト (Timeouts) は、外部リソースに接続する プログラムや、実行時間を制限する必要があるプログラムで 重要です。 Go では、チャネルと select のおかげで タイムアウトを簡単かつエレガントに実現できます。

 
package main
 
import (
    "fmt"
    "time"
)
 
func main() {

例として、何らかの外部呼び出しをしていて、 2 秒後にチャネル c1 へ結果を返すと仮定しましょう。 このチャネルはバッファリングされるので、ゴルーチン内の 送信はブロックしないことに注意してください。 これは、チャネルが受信されない場合にゴルーチンの リークを防ぐ一般的な方法です。

 
    c1 := make(chan string, 1)
    go func() {
        time.Sleep(2 * time.Second)
        c1 <- "result 1"
    }()

select を使ったタイムアウトの実装は次の通りです。 res := <-c1 が結果を待ち、<-time.After は 1 秒のタイムアウト後に送信されてくる値を待ちます。 select は最初に受信したものを処理するので、操作が 1 秒以上かかるとタイムアウトのケースが選択されます。

 
    select {
    case res := <-c1:
        fmt.Println(res)
    case <-time.After(1 * time.Second):
        fmt.Println("timeout 1")
    }

もしタイムアウトをさらに長い 3 秒にすると、 c2 からの受信が先に成功し、結果が表示されます。

 
    c2 := make(chan string, 1)
    go func() {
        time.Sleep(2 * time.Second)
        c2 <- "result 2"
    }()
    select {
    case res := <-c2:
        fmt.Println(res)
    case <-time.After(3 * time.Second):
        fmt.Println("timeout 2")
    }
}

このプログラムを実行すると、1 つ目の実行はタイムアウトし、 2 つ目の実行は成功します。

 
$ go run timeouts.go 
timeout 1
result 2

Next example: Non-Blocking Channel Operations.

by Mark McGranaghan and Eli Bendersky (translated by @oohira) | feedback | license