Go by Example: String Functions

標準ライブラリの strings パッケージは、 文字列関連の役に立つ関数を数多く提供しています。 使い方を把握するための例をいくつか挙げます。

package main
import (
    "fmt"
    s "strings"
)

あとで何回も使うので、fmt.Println に短い名前のエイリアスを定義します。

var p = fmt.Println
func main() {

strings パッケージで使える関数の例は次の通りです。 これらはパッケージで定義される関数であって、 文字列オブジェクトそのもののメソッドではないため、 関数への第 1 引数として対象の文字列を渡す必要があります。 さらに多くの関数を strings パッケージのドキュメントで確認できます。

    p("Contains:  ", s.Contains("test", "es"))
    p("Count:     ", s.Count("test", "t"))
    p("HasPrefix: ", s.HasPrefix("test", "te"))
    p("HasSuffix: ", s.HasSuffix("test", "st"))
    p("Index:     ", s.Index("test", "e"))
    p("Join:      ", s.Join([]string{"a", "b"}, "-"))
    p("Repeat:    ", s.Repeat("a", 5))
    p("Replace:   ", s.Replace("foo", "o", "0", -1))
    p("Replace:   ", s.Replace("foo", "o", "0", 1))
    p("Split:     ", s.Split("a-b-c-d-e", "-"))
    p("ToLower:   ", s.ToLower("TEST"))
    p("ToUpper:   ", s.ToUpper("test"))
    p()

strings パッケージには含まれませんが、 文字列のバイト長や、指定インデックスのバイトを 取得する方法にここで触れておくことは意味があるでしょう。

    p("Len: ", len("hello"))
    p("Char:", "hello"[1])
}

len 関数やインデックス指定は、 バイトレベルで動作することに注意してください。 Go は UTF-8 でエンコードされた文字列を使うので、 大抵そのままで役に立ちます。 しかし、もしマルチバイト文字列を扱う可能性があるなら、 エンコードを考慮した操作をしたいと思うでしょう。 さらなる情報のために、strings, bytes, runes and characters in Go を参照してください。

$ go run string-functions.go
Contains:   true
Count:      2
HasPrefix:  true
HasSuffix:  true
Index:      1
Join:       a-b
Repeat:     aaaaa
Replace:    f00
Replace:    f0o
Split:      [a b c d e]
ToLower:    test
ToUpper:    TEST
Len:  5
Char: 101

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