Go by Example: Pointers

Go は ポインタ (pointers) をサポートするので、プログラムの中で 値やレコードへの参照を渡すことができます。

 
package main
 
import "fmt"

値と対比しながら、ポインタがどのように動作するかを 2 つの関数 zeroval と zeroptr を使って示します。 zeroval は int 型のパラメーターをもつので、 引数は値で渡されます。 zeroval は、呼び出し元の 関数とは別の ival コピーを受け取ります。

 
func zeroval(ival int) {
    ival = 0
}

一方、 zeroptr は *int 型のパラメーターをもつので、 int のポインタを受け取ります。関数本体の *iptr は、ポインタを デリファレンス (dereferences) し、 ポインタの指すメモリアドレスから現在の値を取得します。 ポインタのデリファレンスに値を代入すると、 参照されているアドレスにある値が変わります。

 
func zeroptr(iptr *int) {
    *iptr = 0
}
 
func main() {
    i := 1
    fmt.Println("initial:", i)
 
    zeroval(i)
    fmt.Println("zeroval:", i)

&i という構文で、 i のメモリアドレス、 すなわち i へのポインタを取得できます。

 
    zeroptr(&i)
    fmt.Println("zeroptr:", i)

ポインタは表示もできます。

 
    fmt.Println("pointer:", &i)
}

zeroval 関数は main の中の i の値を変更しませんが、 zeroptr 関数は変更します。というのも、 この変数のアドレスに対する参照をもっているからです。

 
$ go run pointers.go
initial: 1
zeroval: 1
zeroptr: 0
pointer: 0x42131100

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by Mark McGranaghan and Eli Bendersky (translated by @oohira) | feedback | license