Go by Example: Embedding

Go は、よりシームレスな型の コンポジション (composition) を表現できるよう、構造体やインターフェースの 埋め込み (embedding) をサポートしています。

package main
import "fmt"
type base struct {
    num int
}
func (b base) describe() string {
    return fmt.Sprintf("base with num=%v", b.num)
}

container は、base埋め込み ます。 埋め込みは、名前のないフィールドのように見えます。

type container struct {
    base
    str string
}
func main() {

リテラルを使って構造体を作成する場合には、 埋め込まれた型を明示的に初期化する必要があります。 このとき、埋め込まれた型がフィールド名として機能します。

    co := container{
        base: base{
            num: 1,
        },
        str: "some name",
    }

co に対して、co.num のように base のフィールドに 直接アクセスできます。

    fmt.Printf("co={num: %v, str: %v}\n", co.num, co.str)

代わりに、埋め込まれた型の名前を使って、 フルパスで指定することもできます。

    fmt.Println("also num:", co.base.num)

containerbase を埋め込んでいるので、base のメソッドも container のメソッドになります。ここでは、 co に対して base から埋め込まれたメソッドを直接呼び出しています。

    fmt.Println("describe:", co.describe())
    type describer interface {
        describe() string
    }

メソッドをもつ構造体の埋め込みは、ほかの構造体にインターフェース 実装を与えるために利用されることがあります。 この例では、containerbase を埋め込んでいるため、 describer インターフェースを実装していることになります。

    var d describer = co
    fmt.Println("describer:", d.describe())
}
$ go run embedding.go
co={num: 1, str: some name}
also num: 1
describe: base with num=1
describer: base with num=1

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