Go by Example: Defer

Defer は、通常クリーンアップなどのために、関数呼び出しが後で実行されることを保証するために使います。 `defer` は、他のプログラミング言語で `ensure` や `finally` が使われる場面でよく使われます。
	package main
	import ( "fmt" "os" )
ファイルを作成して、何か書き込み、最後にクローズしたいとします。 `defer` を使って実現する方法は次の通りです。	func main() {
`createFile` 関数でファイルオブジェクトを取得した後ですぐに、 `closeFile` 関数によるファイルクローズを遅延実行します。これは、`writeFile` 関数が完了した後で、呼び出し元の関数 (`main`) の最後で実行されます。	f := createFile("/tmp/defer.txt") defer closeFile(f) writeFile(f) }
	func createFile(p string) *os.File { fmt.Println("creating") f, err := os.Create(p) if err != nil { panic(err) } return f }
	func writeFile(f *os.File) { fmt.Println("writing") fmt.Fprintln(f, "data")
	}
ファイルをクローズする場合には、遅延実行する関数の中であってもエラーを確認することが重要です。	func closeFile(f *os.File) { fmt.Println("closing") err := f.Close()
	if err != nil { fmt.Fprintf(os.Stderr, "error: %v\n", err) os.Exit(1) } }

プログラムを実行すると、書き込みが終わった後で、ファイルがクローズされいることを確認できます。

$ go run defer.go
creating
writing
closing

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